遺伝子組み換え表示は2023年から変わる
遺伝子組み換え表示は2023年4月1日から表示の仕方が変わります。
これまでの表示とどう変わるのか、知っておくと遺伝子組み換えでないものを選びやすくなります( ^)o(^ )
お豆腐の裏面表示を見るとたまに書かれている「分別生産流通管理」とは何なのか?それを知っておくことで、表示の理解がしやすくなります!
最後まで読めば2023年から新表示になっても、スムーズに選べるようになります。
これまでの遺伝子組み換え表示はこうだった!
これまでの遺伝子組み換え表示には、分別生産流通管理というよくわからないことが書かれているものもありました。
遺伝子組み換えなのかそうでないのか、よくわからない…!
結果、買わない。
という選び方をしていた方もいるかもしれません。
私もそうでした( ^)o(^ :)
これまでの遺伝子組み換え表示は、ちょっとわかりにくいものがありました。
- 遺伝子組み換えかどうか書いてないもの
- 分別生産流通管理と書かれているもの
- 大豆(アメリカ・カナダ)しか書いていないもの
- 遺伝子組み換えでない、と書かれているもの
などなど、表示の仕方が幅広くてよくわからないという印象が強かったです。
そもそも、表示は任意なのでバリエーションが豊かになっちゃってるんですよね~( ^)o(^ :)消費者にとってはカナリわかりづらかった。
そもそも分別生産流通管理ってどういうこと?
新表示制度を説明する前に、分別生産流通管理について説明しておかなければなりません。コレが表示に大きく関わっているからです。
分別生産流通管理とは、
遺伝子組み換えとそうでないものを生産・流通・加工の各段階で善良な管理者の注意をもって分別管理し、それが書類により証明されていること
です。
「善良な管理者の注意をもって」とあるので、分別生産流通管理=遺伝子組み換えでないってこと?と思うかもしれません。
違うんです・・・!
分別生産流通管理済み=「遺伝子組み換えでない」は間違い!
お豆腐の裏面を見ると「分別生産流通管理済み」という表示がされていることもあります。
この表示がされている場合は「管理する中で意図せざる混入を5%以下に抑えているもの
」ということなのです。
つまり、遺伝子組み換えでない、とは言い切れないよ!ということです。
これを知った時、だまされた~!って思いましたね、わかりづらすぎ( ^)o(^ ;)
さらに衝撃なのが、分別生産流通管理は任意表示として「遺伝子組み換えでない」と表示ができていたという事実です。「遺伝子組み換えでないものを分別」と書かれていることもあります。
5%以下に抑えてるし、ちょっとくらいいいっしょ?
みたいないい加減さが許せん…!(怒)
一生懸命「遺伝子組み換えでない」と書かれていたものを探していた私の努力よ…
知らないって本当にこわいですね。調べてみてよかったです!( ^)o(^ )
分別生産流通管理はIPハンドリングともいう
もう1つ覚えておいた方がいいのは、分別生産流通管理には別名があることです。
- 「IPハンドリング済み」
- 「IPハンドリング管理済み」
- 遺伝子組み換え混入防止管理済み」
こういう表示になっていることもあります。
遺伝子組み換え表示は2023年にわかりやすくなる!
2023年4月からは、遺伝子組み換え表示が2つの表現に分けられます。
- 適切に分別生産流通管理されたもの(5%以下に抑えてるものってこと)
- 分別生産流通管理をして遺伝子組み換えの混入がないと認められたもの
かなりシンプルになりました!これならわかりやすい( ^)o(^ )
遺伝子組み換えの混入がないと認められたものは、純粋に「遺伝子組み換えでない」「非遺伝子組み換え」と表示が可能になります。
ただ、分別生産流通管理されたものについては、表示の方法がいくつかあるので覚えておくと便利です。
適切に分別生産流通管理されたものの表示例
2030年から適切に分別生産流通管理されたものとして表示される例文です。
すでに現時点でこの表示例を採用している企業もあるため「分別生産流通管理済み」と書かれたものがあるのです。
遺伝子組み換え表示義務のあるものは大豆だけではないため、他の食品を買うときのためにも覚えておいてください( ^)o(^ )
遺伝子組み換えでないものを確実に選びたい方は、持っておきたい知識です☆
遺伝子組み換え表示に関する消費者庁のPDFはこちらです。
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